2023.10.02
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県外でのマイホーム購入を目指す。夢の実現へのステップガイド

更新日:2024年3月21日

県外でのマイホーム購入:夢の実現へのステップガイド

 

 

はじめに

 県外でマイホームをご検討の方に向けて参考になればよいと考えてこのコラムを書いております。県外でマイホームと言っても近場に引っ越したい。例えば、現在東京都にお住まいで地方への荒川区にお住まいで千葉県にマイホームを購入して引っ越したい、北区にお住まいで埼玉県にマイホームを購入して引っ越したいなど、割と使用している路線もあまり変えずに通勤時間が少し伸びるけども会社には通えるパターンや例えば沖縄や北海道に移住したい方で話がまるっきり変わってきます。逆もまたしかりですが、今回はそれぞれのパターンに分けて東京都を中心に解説できればと思っております。

 

セクション1: 地方や県外での住宅購入のメリット

 このセクションでは地方の方が東京で購入するメリットと東京にお住いの方が地方で購入する場合のメリットについて解説します。

 

まず東京都にお住まいの方が県外で購入するメリット

ポイントが二つあります。お分かりだと思いますが、費用の面と住環境面です。

まず費用面ですが、次のセクションで詳しく解説しますが、土地の価格が他府県と比べ2倍以上になります庭付きの一戸建てになると更に高額な金額となってしまいます。県外とひとくくりに言っても田舎から都会までまた地方によって様々な特色があります自分にあった、自分の好きな場所に住宅が購入できるというのはメリットではないでしょうか。

 

地方にお住いの方が東京で購入するメリット

 最近限界集落という言葉を聞かれたことはないでしょうか。エリアによっては、人が住むためのライフラインが行き届いていないエリアが存在します。そのため、人口が集中する都市圏に人口が更に集中していくことが考えられます。そうなった場合、将来的に都市圏とそうでないエリアとでは不動産の価格はかなり異なる2極化が更に起こる事も考えられます。東京で家を購入するということは資産を不動産にして守るため有効な手段の一つになります。また、東京は世界でも有数の大都市になります。日本の経済や政治の機能が集中しています。また、それに伴い、数多くの観光スポットやアミューズメント施設、飲食店などやショッピング施設など娯楽も沢山存在します。

 

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セクション2: 県外不動産市場の調査

 国土交通省発表の地価(地価(ちか)とは、土地の価格を指す。または、公定地価を指す。)

 地価は一般に単位土地面積あたりの価格で表される。一般に大都市の商業地区は地価が高く、農地や山林、原野などは地価が低い)では住宅地の1㎡の平均金額は東京都404,410円で国内一番高く、神奈川県188,372円大阪府155,233円と続きます。埼玉県119,385円ちなみに地価が一番安値には鳥取県18,972円になります。

 

セクション3: 物件の種類に合わせた打ち合わせの方法

 県外でマイホームを購入する際も普通にマイホームを購入でどのような物件を購入するかを選択するのは同じです。

 中古住宅を購入して性能向上リノベーションをおこなうのか、注文住宅なのか建売住宅なのか県外で物件を購入する際にポイントとなるのが、ローンの問題と建築やリフォームを行う場合は打ち合わせの方法です。1.中古住宅を購入してリフォームする場合2.新築の建売住宅を購入する場合3.注文住宅を購入する場合の3パターンに分けて解説します。

 

1.中古住宅を購入してリフォームする場合

 中古住宅を購入してリフォームを行う場合はリフォームの打ち合わせを行う必要があります。例えばキッチンやトイレ、お風呂のリフォームなどを行う場合は、物件を購入する前後で、物件を工事できるリフォーム業者が見つかれば何ら問題はありません。不動産会社から紹介を受けることも可能です。しかし、性能向上リノベーションのような大規模なリフォーム工事を行う場合は打ち合わせが複雑になります。リフォーム会社の確認を行ってオンラインの打ち合わせに慣れている同じようなケースの経験があるか確認してからでないと後悔する可能性が高くなります。

 

2.新築の建売住宅を購入する場合

 

 この3つのパターンでは建売住宅を購入するのが一番楽だと思います。打ち合わせをする必要がほとんどなく手続きもほぼオンラインで進めることがきます。しかし、こだわった家造りにはなりません。

 

3.注文住宅を購入する場合

 注文住宅を購入する場合はまずは土地探しが必要となります。まずこのハードルが高くなります。土地が見つかった次に建物の打ち合わせとなります。この際の注意点は、その建築できる事務所に通う事が出来る距離なのか、そうでないのかが一つのポイントとなります。通う事のできる距離の場合は、事務所に通うのにどのくらいかかるのか、通って打ち合わせを行う時間を確保できるかを考えて検討しておく必要があります。また、県外で通う事が出来ない場合は遠隔で打ち合わせを進めることができる業者を選ぶ事が重要になります。遠隔でも家を建てる際には家の仕様など様々な事を決める必要がありますので、全国(特に現在の住まいと新しく建築する場所に支店がある会社をおススメします。)に支店を有するハウスメーカーなどをお勧めします。但し、ハウスメーカーも管轄エリアが違うと対応できない事があるので注意が必要です。

 

セクション4: 予算とローンについて

 県外でマイホームを購入する場合、潤沢に現金で資金がある場合は別として、住宅ローンを組む場合が多いと思います。そのような場合は次の事に気をつけましょう。

 

・県外の移り住む場合、今の仕事をどうするのか。

住宅ローンを借りる場合は、原則として仕事をしておく必要があります。県外に移り住む理由が転勤で対象の県に移り住む場合や引っ越し後も変わらず通勤圏内の場合は問題ないと思いますが、県外に移り住むタイミングで仕事を辞める場合は注意して確認しましょう。

 

・誰のために買うのか、誰が住むのか

住宅ローンは申込みご本人またはご親族がお住まいになる場合に限られます。上記と重複する面でもありますが、単身赴任になるのかどうするのかその理由を求められます。仕事も家族も関係ない土地に移り住む場合は住宅ローンが利用できないことも考えられます。

 

・手続きはどこでおこなうのか

現在はインターネットが進化して住宅ローンもWEBで申込を行うケースが増えてきましたが、ローンの手続きには事前審査・本申込・金銭消費貸借契約・決済と様々の手続きが必要となります。今の住まいと新しく住むエリアに支店があり手続きしてもらえるかの確認が必要です。

 

・借り入れを希望する銀行は対応してくれるのか

最後に住宅ローンを取り扱うか合わないかを最終的に決めるのは銀行です。行員さんまたは、仲介や建築する際は担当さんにも間に入ってもらって確認してもらうと安心して手続きを進めていくことができるでしょう。

 

セクション5: 移住プロセスと生活環境の適応

ここまで、建物や資金面について県外でマイホームを購入する際の注意点について解説してきましたが、不動産で一番重要なのはやはり立地だと思います。例えば引っ越し先には元々実家があり住環境については理解している場合はいいですが、例えば東京から田舎に移住する際に何度も引っ越すのは費用的にも肉体的にもきついので、この機会に購入してしまいたいとお考えの方も多いと思いますが、このような場合はまずは賃貸に仮入居してみることをおススメしています。賃貸と分譲では引っ越しをする際の労力や難易度が格段に異なるからです。分譲の場合は当然売買のタイミングや費用面の問題がかかわってきます。物件を購入してしまったら、万が一気が変わり引っ越ししたくなった場合リスクが高くなります。まず、その街の良さを賃貸に住んで確認して、更にその街のなかでも自分に自分たちにあったエリアはどこなのかを考えて決める事が重要です。

 

セクション6: まとめ県外でのマイホームの実現へのステップ

東京から地方に逆に地方から東京へ実現するためには、ここまでの説明通り様々なクリアすべきポイントが存在します。事情はいろいろとあるでしょうが、理想を言うなら一度賃貸に引っ越しをして周辺環境を確認してから購入を検討する方が良いと思います。それでも購入を考える場合はこのコラムを参考にしていただければ幸いです。

 

 

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著者情報

宅地建物取引士 刈田 知彰

      (かりた ともあき)

ハイウィルでは主に不動産の仲介をさせて頂いております。刈田です。

私が不動産業界に飛び込んでから早16年が過ぎました。最初に入社した会社は新築マンション・新築戸建ての企画・開発・販売までを行う会社でした。そこで新築マンションや新築戸建てのノウハウを学び営業してきました。当時の私は何の考えもなしに、中古は「保証もないし」「リスクが高い」と中古のデメリットのみを説明する営業ばかりをしてきました。あるとき自分の間違えを受け入れ、これからの日本は新築が脚光を浴びるのではなく中古流通×性能向上リノベーションが日本の住宅市場のスタンダードになっていくと確信し、現在は中古流通×性能向上リノベーションをメインに物件のご紹介をさせて頂くようになりました。

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著者刈田の写真


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