2023.04.26
不動産ガイド 型式適合認定 一戸建て

木造住宅と鉄骨住宅、どちらがおすすめ?

更新日:2024年3月8日

木造住宅VS鉄骨住宅

 

 

はじめに

木造住宅とは、木材を主に使用して構築された住宅で、軽量で柔軟性があり、施工が容易であることが特徴です。総務省の統計データによると、日本の住宅の約9割が木造住宅になっています。木造住宅は主に2つの工法に分けられます、主に「木造軸組(在来)工法」と「2×4ツーバイフォー(木造枠組壁)工法」の2種類に分けられます。木造軸組(在来)工法は、日本古来の「伝統工法」を現代的に簡略化した工法となり、柱と梁で骨組みを築き、筋違いや合板で組み上げます。日本の新築住宅は、木造軸組工法を用いるケースが多いです。そしてもう一つの工法が2×4ツーバイフォー(木造枠組壁)工法です。北米由来の工法で、柱や梁を基礎にするのではなく、2インチ×4インチのパネル状になった木材を組み立てて建築する方法となります。柱などの線ではなく、面で建物を支える構造体です。

 

鉄骨住宅は、鉄骨フレームを使用して構築された住宅で、強度があり、耐震性や防火性が高いことが特徴です。鉄骨住宅も主に「軽量鉄骨」と「重量鉄骨」の2種類に分けられます。軽量鉄骨造とは、家の柱や梁などに厚さが6ミリ未満の鋼材を用いた構造のことで、主に住宅用、重量鉄骨造とは、鋼材の厚さが6ミリ以上の鋼材を使った構造のことで、主にマンションや商業施設などの建物に使用されることがおおくなります。重量鉄骨は柱と梁を溶接して枠を作り組み立てていくため、広い空間を作り出すのに適しているからです。

 

木造住宅は、木材を使用しているため、断熱性が高く調湿効果があります。また、木材の自然な風合いや温かみがあるため、居心地の良さが感じられます。ただし、木材は湿気や虫害に弱く、メンテナンスが必要です。また、大規模な改装が困難な場合があります。

 

一方、鉄骨住宅は、鉄骨フレームを使用しているため、強度があり地震に強く耐火性に優れています。また、大規模な改装が比較的容易であり、長期的に見てメンテナンスの必要性が低いとされています。しかし、鉄は熱伝導率が高いため、夏場は暑く、冬場は寒いという問題があります。

 

以上が、木造住宅と鉄骨住宅の違いについて簡単に説明した内容です。建築条件やライフスタイル、好みなどによって、どちらが適しているかは異なるため、専門家のアドバイスを受けながら慎重に選ぶことが大切です。それでは更に詳しく解説していきたいと思います。

 

木造住宅のメリット・デメリットについて

【メリット】

断熱性が高い

木は断熱材として優れており、断熱性能が高いため、冬場は暖かく、夏場は涼しい居住空間を提供します。そのため、冷暖房費を抑えることができ、エコロジカルな住宅として注目されています。

 

調湿効果がある

木は湿気を吸収したり、放出したりする調湿効果があります。そのため、室内の湿度を調整することができ、健康的な居住環境を保つことができます。

 

施工が容易である

木造住宅は、軽量で柔軟性があり、施工が容易です。そのため、短期間で建築を完了することができ、工期やコストを抑えることができます。

 

 

自然な風合いがある

木材の自然な風合いや温かみがあるため、居心地の良さが感じられます。また、木の種類や色、木目など、様々なデザイン性があるため、自分好みの住宅を建てることができます。

 

【デメリット】

メンテナンスが必要

木材は湿気や虫害に弱く、定期的なメンテナンスが必要です。特に、湿気の多い地域や雨が多い地域では、腐食や腐朽の問題が発生する可能性があります。

 

防音性能が低い

木造住宅は、柔軟性があるため、防音性能が低いというデメリットがあります。特に、上下階の足音や物音が響きやすく、音に敏感な人には不向きかもしれません。

 

大規模な改装が困難な場合がある

木造住宅は、壁や柱が木材でできているため、大規模な改装を行う際には、配慮が必要です。例えば、壁を壊す場合には、木材の柱や梁を傷つける可能性があるため、専門知識を持った建築士や工務店に相談することが必要です。

 

防火性能が低い

木造住宅は、建築物の耐火性能が高いとは言えません。特に、建築基準法における木造住宅の耐火構造基準は、従来の耐火構造に比べると低いため、火災のリスクが高いとされています。但し、木材は鉄骨よりも燃えやすいというのは事実ですが、実は、木材が燃えやすいのは外側の部分のみです。骨組みとして使用される木の中心部はまわりに炭化層ができるため、鉄骨造より強度が低下しにくく、倒壊しにくい、という特徴があります。火災が起きたとしても住宅のかたちが残りやすく、人命救助がしやすいです。また、木材は燃えても有害物質が発生しません。

 

地震に弱い

木造住宅は、地震に弱いというデメリットがあります。そのため、地震の多い地域では、耐震性能を向上させるための補強工事が必要となる場合があります。

 

以上が、木造住宅のメリット・デメリットについての説明です。メンテナンスが必要であることや、耐震性能が低いことには注意が必要ですが、調湿効果や断熱性能の高さ、自然な風合いやデザイン性の良さなど、多くの魅力がある住宅です。

 

鉄骨住宅のメリット・デメリットについて

【メリット】

耐震性能が高い

鉄骨住宅は、木造住宅に比べて耐震性能が高いとされています。鉄骨の強度が高く、地震などの自然災害に強いため、安心して暮らすことができます。

 

がしかし、忘れてはいけなのがハウスメーカーの家になります。こちらのコラムをお読みください。

型式適合認定をご存じでしょうか。|お役立ちコラム|東京中古一戸建てナビ (chukokodate.com)

その為、将来を見据えた場合の結論を出す必要があります。

 

 

耐久性が高い

鉄骨住宅は、耐久性が高いとされています。木材のように腐食や劣化の心配が少なく、メンテナンスが比較的容易なため、長期的なコスト面でも優れています。

 

設計の自由度が高い

鉄骨住宅は、骨組みに鉄骨を使用するため、柱や梁の位置を自由に設定することができます。そのため、開放感のある空間をつくりやすく、また、デザイン性の高い住宅を実現することができます。

 

防火性能が高い

鉄骨住宅は、木造住宅に比べて耐火性能が高く、防火性能に優れています。鉄骨が燃えにくいため、火災のリスクが低く、安心して暮らすことができます。

 

【デメリット】

断熱性能が低い

鉄骨住宅は、断熱性能が木造住宅に比べて低いとされています。そのため、断熱材を使用して断熱性能を向上させる必要があります。

 

メンテナンスが必要

鉄骨住宅は、腐食やサビの発生があるため、定期的なメンテナンスが必要です。鉄部分の塗装や防錆処理を定期的に行うことで、耐久性を保つことができます。

 

騒音や振動に敏感

鉄骨住宅は、木造住宅に比べて騒音や振動に敏感です。そのため、音の漏れや隣人への迷惑防止のため、遮音性能の高い壁材などを使用することが必要です。

 

以上が、鉄骨住宅のメリット・デメリットについてです。鉄骨住宅は、耐震性能や耐久性が高く、設計の自由度が高いというメリットがありますが、施工費用が高いことや設備工事が困難であることなど、デメリットもあります。それぞれの住宅の特性を把握し、自分に合った住宅を選ぶことが大切です。

木造住宅と鉄骨住宅の比較表

木造住宅と鉄骨住宅の比較表

木造住宅と鉄骨住宅の比較表です。もちろん建物の性能によって勝敗が変わることもあります。

コスト面では木造住宅に軍配上がりました、また、気密性や断熱性能に関しては金属と木の優位性がそのまま勝敗につながっています。間取りの自由度では、鉄骨住宅では木造住宅では考えられないスパンをとばせるので鉄骨住宅に軍配があがりました、シロアリについては建具等はイーブンですが、構造体が食べられてしまう可能性が少ないので鉄骨住宅の勝利です。

固定資産税は木造住宅の方が安くなります。

火災保険については鉄骨住宅になります。構造級別にわけると木造住宅はH構造に鉄骨住宅はT構造に分類されるからです。但し、木造住宅でもT構造に分るされる耐火構造の建物も数多く存在します。また、このようなことから木造は火事になってしまったら全部焼けてなくなってしまうと思われがちですが、木は燃える時に表面が炭化し芯まで燃えづらくなっています。鉄骨住宅は一定の温度に達すると倒壊してしまいます。火事に対してはどちらが強いという判定は無意味かもしれません。

 

木造住宅と鉄骨住宅どちらがおすすめか

どちらがおすすめかは、その人のライフスタイルや予算、住宅に求める要件によって異なります。以下に、それぞれの住宅の特徴とおすすめのシーンを紹介します。

 

【木造住宅のおすすめシーン】

・自然素材で作られた住宅に住みたい人

・低予算で住宅を建てたい人

・家族が少なく、限られたスペースで暮らしたい人

・自分たちでDIYやリフォームを楽しみたい人

・田舎や自然環境の良い場所での生活を希望する人

 

【鉄骨住宅のおすすめシーン】

・耐震性に優れた安全な住宅を建てたい人

・設計の自由度が高い住宅を建てたい人

・高層建築物や大型施設の建築を検討している人

・家族が多く、広いスペースで暮らしたい人

・長期的な視野で住宅を所有したい人

 

どちらの住宅もメリット・デメリットがありますが、それぞれの特性を理解し、自分のライフスタイルや希望する住宅の要件に合わせて選ぶことが大切です。また、建築会社や設計事務所に相談して、より良い選択をすることをおすすめします。

 

おわりに

以上、本コラムでは、木造住宅と鉄骨住宅のメリット・デメリットを紹介しました。木造住宅は、安価に建築できることや自然素材の風合いがあることが魅力である一方、耐震性に課題があることがあります。一方、鉄骨住宅は、耐震性に優れることや高層建築に向いていることが魅力である一方、コストが高くなることがあるというデメリットがあります。

 

どちらがおすすめかは、個人のライフスタイルや好み、建築条件などによって異なるため、最終的な選択は、建築家や専門家と相談しながら決めることが大切です。住宅は人生の大きな買い物であり、長期間暮らす場所であるため、慎重な検討が必要です。

 

本コラムが、住宅を検討する人々の参考になれば幸いです。

 

おすすめコラムはコチラ

新築VS中古徹底比較 マイホーム購入前にお読みください。|お役立ちコラム|東京中古一戸建てナビ (chukokodate.com)

 

簡単にわかる違法建築物の見分け方「建ぺい率(建蔽率)」「容積率」とは?中古住宅購入時の注意点は?|お役立ちコラム|東京中古一戸建てナビ (chukokodate.com)

 

著者情報

宅地建物取引士 刈田 知彰

      (かりた ともあき)

ハイウィルでは主に不動産の仲介をさせて頂いております。刈田です。

私が不動産業界に飛び込んでから早16年が過ぎました。最初に入社した会社は新築マンション・新築戸建ての企画・開発・販売までを行う会社でした。そこで新築マンションや新築戸建てのノウハウを学び営業してきました。当時の私は何の考えもなしに、中古は「保証もないし」「リスクが高い」と中古のデメリットのみを説明する営業ばかりをしてきました。あるとき自分の間違えを受け入れ、これからの日本は新築が脚光を浴びるのではなく中古流通×性能向上リノベーションが日本の住宅市場のスタンダードになっていくと確信し、現在は中古流通×性能向上リノベーションをメインに物件のご紹介をさせて頂くようになりました。

新築戸建てから中古戸建てのことならなんでもご相談ください!

著者情報 刈田知彰

 

​​​​「性能向上リノベーション」をこれからされる方は「増改築.com」へ
増改築.comでは中古住宅を購入してフルリノベーションするメリット|戸建てフルリフォームなら増改築.com (zoukaichiku.com)を解説しております。

 

 

 

会員様限定の「非公開不動産」を閲覧したい!カンタン無料会員登録

現在143件ご紹介可能!

売主様のご要望で一般には公開していない
「非公開不動産」を会員様だけに限定公開しています。

今すぐ無料会員登録