2024.04.01
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中古住宅購入時に見落とし厳禁!シロアリ被害の全知識

2025年更新予定

中古住宅購入時に見落とし厳禁!シロアリ被害の全知識

 

中古住宅を購入する際、見逃してはならない重要なチェックポイントは多数あります。その一つが、シロアリ被害の有無です。創業大正八年の実績を誇るハイウィル株式会社が運営する「東京中古一戸建てナビ」の管理人であり、中古住宅の仲介に15年以上携わる宅地建物取引士の刈田知彰として、この問題の重要性を深く理解しています。シロアリ被害は見た目では判断が難しく、専門的な知識が必要です。この記事では、シロアリ被害を見落とさないためのポイントと、対策方法について詳しく解説します。中古住宅購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

中古住宅を購入する際、シロアリ被害を避けるためのチェックリスト

中古住宅を購入する際には、シロアリ被害の有無を確認することが重要です。特に、日本では湿気が多いため、シロアリが発生しやすい環境にあります。まず、家の基礎部分や土台にシロアリの食害跡がないかを見ることが大切です。また、床下の湿度が高い場所はシロアリの温床になり得るため、床下の換気状態をチェックしましょう。さらに、外壁や窓枠の隙間からシロアリが侵入することもあるので、隙間がないかも確認が必要です。シロアリ防除の履歴や保証書があるかも、購入前に確かめておくべきポイントです。これらのチェックを怠ると、後に高額な修繕費用が発生する可能性があります。賢明な判断で、安心して住める中古住宅を選びましょう。

築年数を確認しよう

中古住宅を購入する際、築年数は非常に重要なチェックポイントです。築年数が古い住宅では、シロアリの被害に遭っている可能性が高くなります。シロアリは木造部分を食害し、住宅の耐久性を著しく低下させるため、購入前には必ず専門の業者によるシロアリ検査を受けることをお勧めします。また、築年数が長いと、耐震基準の変更に伴い、現在の基準を満たしていないことがあります。耐震性能に関しても、改修が必要かどうかを検討し、必要に応じて耐震補強工事の見積もりを取ることが大切です。築年数を確認し、シロアリ検査や耐震性の確認を行うことで、安心して中古住宅を購入するための第一歩となります。

シロアリの被害

防蟻処理の記録をチェック

中古住宅を購入する際、シロアリ被害は重大な注意点です。特に、防蟻処理の記録は重要なチェックポイントになります。この処理はシロアリによる被害を未然に防ぐために行われるもので、記録を確認することで、過去にどのような対策が施されてきたかが分かります。例えば、処理日や使用した薬剤の種類、保証期間などの情報が含まれています。これらの情報から、今後のメンテナンス計画を立てることができるため、購入前には必ず確認をお勧めします。また、防蟻処理の記録がない、あるいは不十分な場合は、専門家によるシロアリ検査を検討することが賢明です。シロアリ被害は見た目では判断しにくいため、専門的な知見を持つ者による評価が不可欠です。購入を検討している中古住宅が安全であることを確認し、安心して生活を始められるようにしましょう。

住宅の通気性を確認

中古住宅を購入する際、特に注意すべき点の一つが住宅の通気性です。通気性が悪いと湿気がこもり、シロアリの発生に繋がる恐れがあります。シロアリは建物の構造を蝕んでしまうため、中古住宅を選ぶ際は通気性を確認することが不可欠です。良好な通気性は、住宅内の空気を新鮮に保ち、快適な居住空間を維持する上で重要な役割を果たします。また、通気性を確認することで、将来的な修繕費用の削減にも繋がります。中古住宅を見る際は、換気扇の設置状況や窓の開閉具合、通風のための設計が適切に行われているかをチェックしましょう。賢明な購入をするためには、これらの点をしっかりと見極めることが大切です。

庭や周辺の木製品の状態を見る

中古住宅を購入する際、庭や周辺の木製品の状態に注目することは非常に重要です。特にシロアリの被害は見逃せません。シロアリは木材を食べて生活するため、家の構造に大きな損害を与える可能性があります。庭のフェンスや物置など、木製品の腐食や穴があるかを確認しましょう。また、土と直接接触している木部分には特に注意が必要です。シロアリの被害が見られた場合は、専門の業者に相談することをお勧めします。購入前には、必ずシロアリ防除の履歴や保証の有無を確認することが大切です。これらの点をしっかりチェックすることで、後悔のない住宅選びができるでしょう。

蟻道の有無をチェック

中古住宅を購入する際、シロアリの有無を確認することは非常に重要です。特に、蟻道が見られる場合は、シロアリの活動の証拠となります。蟻道は、シロアリが移動するために作る土の通路であり、これが見つかるということは、建物の木材部分がすでに被害を受けている可能性が高いです。蟻道の確認は、基礎部分や床下など、シロアリが好む湿った場所を中心に行うべきです。見つけたら、専門の業者による詳細な調査と適切な対策が必要になります。シロアリ被害は、住宅の価値を大きく下げる原因にもなるため、購入前の徹底したチェックが求められます。

床や柱・扉の状態を調べる

中古住宅を購入する際、床や柱、扉の状態は重要なチェックポイントです。特に、シロアリの被害は見逃しやすく、後に大きな修繕費用を要することがあります。床が異常にきしむ、柱に小さな穴がある、扉の開閉がスムーズでない場合は、シロアリの存在も疑うべきです。また、湿気が多い場所では、木材が腐りやすく、シロアリの被害に遭いやすいため、床下や屋根裏のチェックも怠らないでください。購入前には、必ず専門の業者による建物診断を受け、隠れた問題点を見つけ出しましょう。安全で快適な住まいを手に入れるためには、事前の徹底した調査が不可欠です。

近隣環境の確認

中古住宅を購入する際、近隣環境の確認は非常に重要です。特に、シロアリの発生が見られる地域では、事前の調査が必須となります。シロアリは建物の構造を蝕んでしまうため、購入後に高額な修繕費が発生するリスクがあります。また、近隣に清掃施設や工場がないかも確認しましょう。これらの施設が近いと、騒音や臭いが原因で住み心地が悪くなる可能性があります。購入前には、地元の住民や不動産業者に話を聞き、実際に何度か現地を訪れて、日中だけでなく夜間の環境もチェックすることが大切です。これらのポイントを抑えることで、後悔しない中古住宅選びができるでしょう。

購入後にシロアリが見つかったらどうする?

中古住宅を購入した後、シロアリの被害を発見した場合、まずは落ち着いて対処しましょう。最初にすべきことは、専門の駆除業者に依頼して正確な被害状況を診断してもらうことです。このとき、複数の業者から見積もりを取ることをお勧めします。また、購入時の契約内容を確認し、保証期間内であれば販売者に対処を求めることも可能です。シロアリ被害は見た目以上に深刻なことが多く、早期発見・早期対応が重要になります。さらに、将来的に再発を防ぐため、定期的な点検や予防策を講じることが大切です。シロアリ被害に遭遇した際は、焦らず、じっくりと対応策を練り、専門家の意見を参考にしながら適切な処置を行いましょう。

契約不適合責任の確認

中古住宅を購入する際、契約不適合責任は重要なポイントです。特にシロアリ被害は、見逃しやすいが深刻な問題を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。購入前には、必ず専門家によるシロアリ検査を実施し、その結果を確認しましょう。もしシロアリ被害があった場合、売主がその責任を負い、適切な対処をしなければなりません。購入後に被害が発覚した場合でも、契約書に基づき対応を求めることができます。中古住宅購入の際は、このようなリスクを避けるためにも、契約内容をしっかりと確認し、専門家のアドバイスを受けることが肝心です。

シロアリ駆除の依頼

中古住宅を購入する際、多くの人が見落としがちなのがシロアリのチェックです。特に、長年住まれていた物件では、シロアリの被害に遭っている可能性が高くなります。シロアリは建物の構造を蝕んでしまうため、購入前には必ず専門家による調査を依頼しましょう。見つかった場合の駆除費用も、交渉によっては売主が負担してくれることもあります。また、予防策として、定期的な点検や適切な湿度管理が重要になります。購入後にシロアリ被害が発覚すると、修繕に多額の費用がかかることも。そのため、中古住宅を購入する際には、シロアリに関する注意点を十分に把握しておく必要があります。安心して生活できる家を手に入れるためにも、シロアリ対策は購入前のチェックリストに必ず加えてください。

購入前後のシロアリ対策

中古住宅を購入する際、シロアリ被害は重要な注意点です。特に、木造住宅ではシロアリのリスクが高いため、購入前には専門業者によるシロアリ検査を受けることをお勧めします。検査で被害が見つかった場合は、売主との交渉で修繕費用の負担を話し合うことが可能です。また、購入後も定期的なシロアリ予防処置を行うことで、家を長持ちさせることができます。予防処置には、薬剤散布や防蟻工事があり、これらは専門業者に依頼するのが一般的です。シロアリ対策は、中古住宅を安心して長く住むための重要なステップの一つです。適切な対策を行い、快適な住まいを守りましょう。

住宅診断でリスクを事前に把握

中古住宅を購入する際、多くの方が見落としがちなのがシロアリのリスクです。特に、築年数が古い物件では、シロアリ被害が内部で進行している可能性があります。このようなリスクを事前に把握するためには、住宅診断が非常に重要になります。住宅診断を行うことで、シロアリ被害の有無はもちろん、構造の安全性や耐久性についても詳細に調査することができます。購入前に住宅診断を実施することは、長期的に見て大きなコスト削減にも繋がりますし、家族が安心して生活できる住環境を確保するためにも欠かせません。中古住宅を購入する際は、注意点をきちんと理解し、シロアリリスクを含めた住宅診断の実施をお勧めします。

購入後は定期的な無料点検を

中古住宅を購入された方々へ、一つ大切なアドバイスをお伝えします。それは、購入後も定期的な無料点検を受けることの重要性です。特にシロアリの被害は、見た目ではなかなか判断が難しいもの。シロアリは建物の構造を徐々に弱らせ、最悪の場合、家の寿命を大幅に縮める原因となります。ですから、購入後は専門業者による無料点検を定期的に行い、早期発見・早期対策を心がけましょう。また、注意点として、点検時には室内だけでなく、床下や屋根裏など、シロアリが好む環境もしっかりとチェックし対策することが大切です。適切なメンテナンスを行うことで、長く安心して住める家を守りましょう。

総まとめ

中古住宅を購入する際、注意深く考慮すべき点は多岐にわたりますが、特にシロアリの問題は重要です。シロアリ被害は、見た目ではなかなか判断が難しいため、専門家による事前の検査が必須となります。また、修復が必要な場合の費用も考慮に入れておくべきです。さらに、中古住宅購入時には、地域の建築基準や法律に適合しているかも確認が必要です。適切なリフォームや改修を行うことで、快適な住まいへと生まれ変わらせることができます。購入前には、しっかりとした調査と計画を行い、長期的な視点でのコストも見積もることが大切です。

この記事の監修者

中古住宅を購入する際に最も注意すべき点の一つがシロアリ被害です。私、刈田知彰はハイウィル株式会社「東京中古一戸建てナビ」の管理人であり、宅地建物取引士として15年以上中古戸建仲介の経験を積んできました。シロアリ被害は見た目では判断が難しく、専門家による点検が必須です。被害が進行していると、修繕費用が膨大になることもあります。また、シロアリは家の構造を蝕んでしまうため、安全性にも直接関わってきます。購入前には必ずシロアリの検査を行い、過去に被害歴がないか、定期的な予防策が講じられているかを確認しましょう。私の経験上、この点を軽視して後悔するケースを数多く見てきました。中古住宅の魅力は多いですが、安心して生活するためには、事前のチェックが不可欠です。

関連記事紹介

中古住宅を購入する際、特に注意したいのがシロアリの問題です。シロアリ被害は見た目では判断が難しく、専門家による検査が必須となります。特に、古い物件ほど被害に遭っている可能性が高まります。また、シロアリ対策が施されているかどうかも重要なポイントです。対策がなされていない場合、将来的に大きな損害を被る恐れがあります。購入前には、必ず専門家による検査を受け、シロアリ対策の有無を確認しましょう。さらに、シロアリ保証サービスが付帯しているかも確認することをお勧めします。これらの対策を講じることで、安心して中古住宅の購入を進めることができます。

よくある質問

中古住宅を購入する際、多くの方が気になるのがシロアリの問題です。特に東京では湿度が高いため、シロアリ被害に遭いやすい傾向にあります。購入前には必ず専門業者によるシロアリ検査を受けることをお勧めします。また、シロアリ予防のためには、定期的な点検と適切な処置が欠かせません。予防策として、家の周囲に湿気をためないようにすることや、木材に接触する部分を少なくする工夫も有効です。シロアリ被害が見つかった場合は、早急に駆除工事を行い、被害の拡大を防ぐ必要があります。中古住宅を安心して長く住むためにも、シロアリ対策は購入前後の重要なポイントです。

シロアリはどのようにして侵入するのか?

中古住宅を購入する際、シロアリの侵入は大きな注意点の一つです。シロアリは主に湿った木材を好み、家の基礎や床下から侵入することが多いです。特に、地面に直接触れている木部や、隙間がある場所から入り込むことがあります。また、古い家ほどシロアリの被害に遭いやすい傾向にあり、定期的な点検が欠かせません。購入前には、専門の業者によるシロアリ検査を受けることをお勧めします。この検査により、既に被害があるか、将来的なリスクがあるかを知ることができ、安心して中古住宅の購入を進めることができます。

防蟻処理はどのくらいの頻度で必要か?

中古住宅を購入する際、シロアリ対策は非常に重要です。特に、防蟻処理はシロアリ被害を未然に防ぐために必要不可欠です。では、その頻度はどのくらいが適切なのでしょうか。専門家として、この点について解説します。一般的に、新築の場合は基礎工事の段階で防蟻処理が施されますが、中古住宅の場合はその処理の有無や効果の持続期間を確認する必要があります。防蟻処理の効果は、施工後約5年から7年と言われています。そのため、5年を超えた物件では再処理を検討した方が良いでしょう。また、シロアリの発生しやすい地域や、木造住宅の場合は、より頻繁な点検や処理が求められます。重要なのは、定期的な点検を行い、早期発見・早期対策を心がけることです。シロアリ被害は見た目では判断しにくいため、専門の業者による定期的な点検が推奨されます。中古住宅を購入する際は、これまでの防蟻処理の記録や保証書の有無を確認し、必要であれば購入前に処理を施すことをお勧めします。

 

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著者情報

宅地建物取引士 刈田 知彰

      (かりた ともあき)

ハイウィルでは主に不動産の仲介をさせて頂いております。刈田です。

 

私が不動産業界に飛び込んでから早16年が過ぎました。最初に入社した会社は新築マンション・新築戸建ての企画・開発・販売までを行う会社でした。そこで新築マンションや新築戸建てのノウハウを学び営業してきました。当時の私は何の考えもなしに、中古は「保証もないし」「リスクが高い」と中古のデメリットのみを説明する営業ばかりをしてきました。あるとき自分の間違えを受け入れ、これからの日本は新築が脚光を浴びるのではなく中古流通×性能向上リノベーションが日本の住宅市場のスタンダードになっていくと確信し、現在は中古流通×性能向上リノベーションをメインに物件のご紹介をさせて頂くようになりました。

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著者情報 刈田知彰

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