2023.09.04
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高気密・高断熱住宅とアレルギー・喘息の関係

更新日:2024年3月21日

高気密・高断熱住宅とアレルギー・喘息の関係

 

1. はじめに

近年、カーボンニュートラル時代に突入し住宅の省エネルギー性能の向上が求められる中で、高気密・高断熱住宅が注目されています。しかし、これらの住宅が健康に与える影響、特にアレルギーや喘息に対する影響については、十分に理解されていないことが多い。本コラムでは、高気密・高断熱住宅とアレルギー・喘息の関係について専門的に解説します。

 

 

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2. アレルギー・喘息の原因

アレルギーや喘息の主な原因として、ハウスダスト、カビ、花粉などのアレルゲンが挙げられます。これらのアレルゲンは、住宅内の湿度や温度、通気性などの環境条件によって、その量や活動性が変わります。

 

3.結露とアレルギー・喘息の関係

高気密・高断熱住宅と普通の住宅の違いの一つに、結露の防止があります。結露が生じると、カビが発生し、カビはダニの餌となり、ダニも増加するダニの死骸もアレルゲンという悪循環に陥りますその他にも結露防止は建物の劣化防止につながります。結露すなわち水は腐敗腐食の元です。

カビとダニはアレルゲンであり、アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎、喘息等を引き起こします。

 

4.結露の仕組み

結露が発生する仕組みですが、空気中の水蒸気量は、温度が高いほど多くなります。

冬の低気密・低断熱の家では、室内側の壁や窓の温度が下がり、結露が生じてしまいます

結露が発生するのは冬だけだと思われていますが、夏にも発生します。

夏の結露は、外気の暑い湿った空気が室内の冷房された壁面に触れて生じる。

 

5.結露の種類

結露には大きく分けて2種類の結露が存在します。

表面結露壁内結露(内部結露)の2種類です。

 

表面結露はサッシや壁の表面に生じる結露になります。

 

壁内結露(内部結露)は壁の中見えないところで生じる結露です。

 

 

6.結露の影響

内部結露は、家の寿命を短くしたり、耐震性能の低下やより断熱性能の低下にもつながるります。

寒暖差を無くし結露を防止すためにも高断熱と高気密はセットで考えるべきなのです。

 

 

施工現場からのアドバイス

中古一戸建ての購入やリフォームを検討されている方に、私たちが現場で培ってきた経験からアドバイスをお伝えします。

物件選びでは「建物の構造」と「土地の条件」の両方を確認することが重要です。見た目の綺麗さだけでなく、基礎や構造躯体の状態、接道条件、用途地域などを必ずチェックしてください。これらは将来の資産価値にも大きく影響します。

不安な点があれば、専門家に相談することをおすすめします。私たち「東京中古一戸建てナビ」では、宅地建物取引士による物件調査を無料で実施しています。

7.気密・高断熱住宅とアレルゲン

高気密・高断熱住宅の特性上、外部からの新鮮な空気の取り入れが制限されるため、住宅内の湿度が上昇しやすくなります。これにより、逆にカビの発生やダニの増加が促進され、アレルゲンの量が増加する可能性があります。例えば汗や料理の際の水蒸気など室内からの水蒸気の量の調整、飽和水蒸気量の調整がポイントとなります

 

8.気密・高断熱住宅の特徴

高気密・高断熱住宅は、外部からの熱の侵入や逃失を最小限に抑えることを目的としています。簡単に言えば、外壁や屋根、窓などの断熱性能を高め、住宅の隙間を極力少なくすることで、室内の温度を一定に保つことができます。

 

 

9. 対策としての換気

高気密・高断熱住宅においては、適切な換気が非常に重要です。定期的な換気により、住宅内の湿度を適切な範囲に保つことができ、カビの発生やダニの増加を抑制することができます。

 

10.アレルギーや喘息の発生予防と現在の省エネ基準

現在の省エネ基準の住宅では、アレルギーや喘息の発生予防が不十分です。

高断熱住宅では、アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎、喘息等の症状が緩和される傾向があることがわかっています。結露の防止がアレルゲンの発生の抑制につながるからです。

新築では2025年より基準が変わります。

2025年住宅の省エネ基準適合義務化|お役立ちコラム|東京中古一戸建てナビ (chukokodate.com)

 

11.住宅会社の選び方

中古住宅の高気密・高断熱化は新築住宅より難易度が高めです。

工務店やハウスメーカーに湿度コントロールや結露対策についての考え方を聞くことで、選び方の決め手となる情報が得られます。

この情報は、住宅を選ぶ際や建てる際に、健康と快適な生活を実現するための重要なポイントとして参考にすることができます。

 

12. まとめ

高気密・高断熱住宅は、省エネルギー性能の向上とともに、住宅内の環境を快適に保つメリットがあります。高気密・高断熱住宅でも、アレルギー・喘息のリスクを考慮すると、適切な換気や湿度管理が不可欠です。住宅を選ぶ際や建築する際には、これらの点を十分に考慮し、健康を守るための対策を講じることが重要です。

 

また、中古住宅を高気密・高断熱住宅に性能向上リノベーションを行って生まれ変わらせることは可能です。ですが、中古住宅には構造や工法、仕様が異なります。それに合わせた性能向上リノベーションを行う必要があります。

例えば鉄骨造住宅の場合は以下のような断熱改修工事をおこないます。

古いハウスメーカーの鉄骨造住宅は買ってもいい? 購入後の訪れるリノベーションの課題とその対策|お役立ちコラム|東京中古一戸建てナビ (chukokodate.com)

高気密・高断熱住宅へ生まれ変わらせる性能向上リノベーションは信頼できる会社に依頼することが重要です。

 

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刈田知彰

宅地建物取引士 刈田 知彰(かりた ともあき)

中古住宅売買の専門家。不動産業界16年のキャリアを持ち、新築マンション販売から中古戸建て・リノベーション専門へ転向。「買ってからがスタート」をモットーに、構造・耐震・断熱など建物の本質を見極めた住まい選びをサポートしています。

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