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月10万円で夢のマイホームを手に入れる!住宅ローンの知識と計画法

更新日:2023年3月21日

月10万円で夢のマイホームを手に入れる!住宅ローンの知識と計画法

 

 

はじめに

『月10万円の予算でマイホームを手に入れることは可能ですか?』この質問に対する答えは、「はい、可能です」です。しかし、それを実現するためには、しっかりとした計画と住宅ローンについての理解が必要です。この記事では、月10万円の予算でマイホームを手に入れるための住宅ローンの知識と計画法について解説します。

 

住宅ローンとは

住宅ローンは、銀行や信用組合などの金融機関から借り入れる長期の借金で、その目的は主に自宅の購入や建築に使われます。借入金額や利率、返済期間などは、借り手の収入や信用状況、金利環境などにより異なります。

 

月10万円の住宅ローン

月々の返済額が10万円の住宅ローンを組む場合、借入金額や利率、返済期間はどのようになるのでしょうか。例えば、金利1%、返済期間35年の場合、月々の返済額が10万円であれば、約3,500万円程度のローンを組むことが可能です。

 

また、金利や借入期間によって月々の返済額が決まります。

 

金利については毎月のように変更がありますし、金融機関によって異なりますので、変動金利は0.5%、1.0%、固定金利は2%ぐらいが目安になるのではないでしょうか。

 

以下に借入期間別に金利を3パターンにわけ月々の支払いが約10万円の場合いくら借り入れ(借入額)できるのかをまとめて表にしてみました。

 

住宅ローン月々の返済額が10万円になるように期間と金利でまとめた表

当然ですが、金利や返済期間によって10万円の支払いで借入できる金額は大幅に変わることが表によって具体的に分かりましたね。

つまり、月々の返済額を10万円にするといっても借入でき銀行(金利条件)や住宅ローンを借入できる期間によって購入できる物件はかなり変動するということになります。

 

10万円でマイホームを購入する際の注意点

10万円でマイホームを購入する際の注意点は普通に購入する際と基本的に同じです。その中で今回は金額面をあげたいと思います。以下の点に注意しましょう。

月々の支払いは10万ではない。

住宅ローンの支払いが10万円だとしても、その他、固定資産税の支払いや修繕費の積立をする必要があります。抑えて10万円の方は大丈夫だと思いますが、頑張って10万円の支払いをする方はこの点にも注意しましょう。

解決策は約3万円以上(物件や状況にもよりけり)を別に積立できれば大丈夫だと思います。
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金利上昇のリスクから目を背けない

上記の表にもありますが、金利によって10万円で購入できるマイホームの値段は異なります。払い終わるまで支払いが変わらないタイプの固定金利で購入出来ている場合は大丈夫ですが、変動金利の場合急激な金利上昇のリスクを理解しましょう。解決策は金利上昇に対応できる自己資金を貯め直しておくこと、また、固定金利に変更できるように短期プライムレートなど金利上昇の動向をいち早くキャッチする方法があります。

 

月々10万円の支払いは維持ができるか

例えば、共働き世帯な場合子供が出来た場合奥様の収入が減ったり、退職して0円になることも考慮する必要があります。また10万円の支払いを中心に考えるあまり定年退職後もローンの支払いが残ってしまう借り方をする場合など、収入環境が変わった場合の返済計画も考えておく必要があります。

ボーナス支払いの有無

月々の支払いを約10万円に調整する方法としてボーナス支払いを利用するという方法があります。ボーナス支払いは公務員など安定している方には向いているかもしれませんが、以前任意売却したお客様にはボーナス支払いが50万円に設定してありその返済をすることができなくなり任意売却に至った方がおられます。注意してください。

 

マイホーム購入の計画

マイホームを購入する際には、ローンの返済だけでなく、生活費や教育費、老後資金など、他の生活費も考慮に入れる必要があります。また、物件の選び方やローンの組み方も重要です。予算内で理想のマイホームを手に入れるためには、以下のようなポイントを考慮すると良いでしょう。

 

予算の設定

月々の返済額は、収入の25~30%程度が目安とされています。これを超えると生活が苦しくなる可能性があります。

 

物件の選択

予算に合わせて物件を選びましょう。新築か中古か、マンションか一戸建てか、立地条件など、自分のライフスタイルに合った物件を選ぶことが大切です。

 

金利の比較

金利は住宅ローンの総返済額に大きく影響します。フラット35や金利固定型など、自分に合ったローンプランを選びましょう。

 

 

まとめ

月10万円の予算でマイホームを手に入れるためには、計画的に行動し、住宅ローンについての知識を深めることが重要です。また、住宅ローン減税などの利用も有効です。自分のライフスタイルに合ったマイホームを見つけ、快適な生活を送るために、ぜひこの記事を参考にしてください。

 

 

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著者情報

宅地建物取引士 刈田 知彰

      (かりた ともあき)

ハイウィルでは主に不動産の仲介をさせて頂いております。刈田です。

私が不動産業界に飛び込んでから早16年が過ぎました。最初に入社した会社は新築マンション・新築戸建ての企画・開発・販売までを行う会社でした。そこで新築マンションや新築戸建てのノウハウを学び営業してきました。当時の私は何の考えもなしに、中古は「保証もないし」「リスクが高い」と中古のデメリットのみを説明する営業ばかりをしてきました。あるとき自分の間違えを受け入れ、これからの日本は新築が脚光を浴びるのではなく中古流通×性能向上リノベーションが日本の住宅市場のスタンダードになっていくと確信し、現在は中古流通×性能向上リノベーションをメインに物件のご紹介をさせて頂くようになりました。

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著者情報 刈田知彰


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