2023.06.07
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新築祝いの相場と予算設定 中古住宅の場合は?

更新日:2024年3月15日

新築祝い 中古住宅の場合

 

はじめに

新築祝いは、新しく家を建てた方や、新居に引っ越した人々を祝福するために贈られる贈り物や行事のことです。この記事では、新築祝いの意義や目的について詳しく探求し、適切な贈り物の選び方についても解説します。新築祝いというからには、中古祝いはないのと思われたことはないでしょうか。今回は中古住宅のお祝いについても触れていきたいと思います。

新築祝いの文化や歴史的背景

新築祝いは、世界中のさまざまな文化や宗教において古くから行われてきました。例えば、日本では「お祝い」としての意味合いが強く、家族や親しい人々が集まって祝福の言葉を述べるとともに、贈り物お金を贈ることが一般的です。アメリカでもホームパーティーを行いお披露目し、プレゼントを持参するという文化があります。

お祝いは招待された場合に贈る

新築祝いは本来、親しい間柄でするもので、新築披露に招待された場合に贈るとされています。というのも、披露に招待した方への「おもてなし」がお返しとされないと、多くの方からお祝いを頂くと、お返しが大きな負担となってしまうからです。

また、お祝いの品は披露の前日までに贈りましょう。
受け取る側は、お祝いの品を頂いたら披露の当日に飾っておくのがマナーです。

現金を包む場合は当日に持参し、さりげなく渡しましょう。

新築祝いは地域やお家によって様々ですので、明確な決まりがあるわけではありません。

新築祝いの贈り物の選び方

新築祝いの金額は、一般的に、贈る相手との関係や自分の予算などを考慮して検討する必要があります。以下に金額の目安をご紹介しますが、あくまでも一般的な目安であり、個々の状況によって異なる場合があります。
金額の目安    5千円~3万円
友人・知人・同僚の場合は3千~1万円程度。
親戚など身内の場合は1~3万円が相場。
時期    新居披露の前日までか、現金の場合は当日持参
水引・のし    紅白蝶結び・のしつき
表書き    「御祝」「御新築御祝」「御新居御祝」「御転居御祝」など

 

新築と中古建て表書きが変わるので注意が必要です。
「御新築御祝」 → 新築一戸建て〇 新築マンション〇 中古×
「御新居御祝」 → 新築一戸建て× 新築マンション〇 中古〇

お返し    基本的には不要です。新居に招待しておもてなしすることがお返しです。
お帰りの際には、1,000円程度のお菓子などの引き出物をお渡しするとよいでしょう。紅白の水引で包み、送り主の苗字を書きます。大きなお祝いをいただいた場合や、遠方で来られない場合、招待はできないがお祝いをいただいた場合などは、後日、お礼の品を贈ることも忘れないようにしましょう。

新築祝いで贈り物にする場合は、相手の好みや家のスタイルに合わせて選ぶことが重要です。以下に、いくつかの贈り物のアイデアを提案します。

家庭用品やキッチン用品
家族が新居で快適に暮らすための便利なアイテムを贈ることができます。

ホームデコレーションアイテム
新しい家を飾るための花瓶、絵画、照明器具などが喜ばれるでしょう。

プラントや観葉植物
癒しの要素をもたらし、新居の空気を清浄化する効果もあるため、贈り物として人気です。

カスタムアイテム

家族の名前や新居の住所を刻印したり、個別に作られたアイテムを贈ることも考えられます。

受け取り主の好みもありますので注意しましょう。

送ってはいけない新築祝い

ライター・たばこ・葉巻 「火」を連想させるものはNG
赤いもの 「火」を連想させる赤い物や包装紙はNG
絵画・掛け軸・インテリア  好みに合わない場合や、場所を選ぶのでNG
コンロ・ホットプレート  「火」に関する道具はNG
赤い花    花を贈る場合は、 「火」を連想させる赤い花は極力避ける
包丁・刃物類    刃物

は新築祝いに限らず贈りものとしてはふさわしくはありません。

以外に渡してしまいそうなものも多いですね。これらの者は送らないように注意しましょう。

 

新築ではなくマンションや中古住宅を購入したという場合

新築ではないけれど、大掛かりな増改築や、マンション・中古住宅を購入した場合も新築祝いと同じくお祝いをしましょう。

お祝いをする際の表書きは「御新居御祝」「御祝」などとし、お付き合いの程度に合わせて5千~3万円を目安に。

キッチンだけなど簡単なリフォーム程度の場合、お祝いは特に必要ありませんが、披露でお呼ばれされた場合、菓子折りなどを用意するとよいでしょう。

中古住宅購入にお祝いは必要?

お祝い自体について言えば、「するべき・しなくていい」と言った厳密な決まりはありません。
しかし、住宅の購入は大きな節目であり、関係者にとってはおめでたいことですから、新築・中古にかかわらず、親しい人や普段からお祝い事などでお付き合いのある人には特にお祝いをしてあげたいものです。

また、先にご自身の新築祝いをいただいている場合は、同じようにお祝いを贈るのもよいでしょう。

注意したいのは、ご祝儀のお返しに負担がかかることです。
新築であっても、お披露目会に招待されたときのみ、お祝いをするのが基本です。これは、お祝いをすればするほど、招待する人が増え、お返しや接待が増えるので、余計な気を遣わせないように、あまり頻繁にお祝いを送らないという配慮でもあります。

中古住宅の場合でも同じように、この記事のお祝いの基本は、あくまで「お祝いをする間柄である」ことが前提ということをご了承下さい。

先に同じような出来事で、何かしらのお祝いを頂いている場合や、相手との関係性が深くお祝いを贈ることが自然である場合にのみするとよいでしょう。

招待していない人からのお祝いへのお返し

お披露目に招待していない方からお祝いを頂いた場合は、頂いた額の半額~3分の1程度のお返しを「内祝」や「新築内祝」などとし、お返しをします。
また、招待した方に高額のお祝いを頂いた場合も同様にお返しをするとよいでしょう。

現金や商品券を頂いた方に現金で返すのは突き返したようにもなりますので控えましょう。
お返しの場合でも縁起物の「入れ物(食器や容器類)」やカタログギフト・タオルなどが人気のようですが、こちらもお祝いで頂いた物と同じような品物にならないよう配慮しましょう。

まとめ

新築祝いは、新しい家を祝福し、家族や友人の幸福を願う特別な行事です。このコラムでは、新築祝いの方法や目的についてそしてマンションや中古住宅の場合にはどうするのかなどについて詳しく説明し、贈り物の選び方についても解説しました。

新築祝いの贈り物は、相手の好みや家のスタイルに合わせて、相手の事を思って選ぶことが重要です。贈り物は、家族が新しい家で快適に暮らすための役に立つものや、家を飾るためのアイテム、また癒しや心地良さを提供するものが適切です。

家庭用品やキッチン用品は、日常の生活を豊かにするための便利な贈り物の一つです。例えば、高品質の調理器具や食器、快適な寝具やバスアイテムなどが喜ばれます。また、ホームデコレーションアイテムは、新居の雰囲気やスタイルに合わせて選ぶことができます。絵画や写真フレーム、照明器具、花瓶などは、新しい家を飾るための素敵なアイデアです。

プラントや観葉植物は、新居に自然の要素をもたらし、心地良さや癒しを提供します。グリーンアイテムは、新しい家の空気を浄化し、リラックスした環境を作り出す効果もあります。相手が植物を好む場合、鮮やかな花束や盆栽なども素敵な贈り物になるでしょう。

最後に、カスタムアイテムは個性的で特別な贈り物として喜ばれます。家族の名前や新居の住所を刻印したり、手作りのアイテムやオーダーメイドの家具などを贈ることで、特別な思いや工夫が感じられます。このような贈り物は、相手に対する独自性と思いやりを示すことができます。

新築祝いは、家族や友人の新しい始まりを祝福する特別な行事です。贈り物を選ぶ際には、相手の好みや家のスタイルに合わせて慎重に選ぶことが重要です。その贈り物が新しい家で役立ち、幸福や繁栄をもたらすことを願いながら、心を込めて贈りましょう。
 

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著者情報

宅地建物取引士 刈田 知彰

      (かりた ともあき)

ハイウィルでは主に不動産の仲介をさせて頂いております。刈田です。

私が不動産業界に飛び込んでから早16年が過ぎました。最初に入社した会社は新築マンション・新築戸建ての企画・開発・販売までを行う会社でした。そこで新築マンションや新築戸建てのノウハウを学び営業してきました。当時の私は何の考えもなしに、中古は「保証もないし」「リスクが高い」と中古のデメリットのみを説明する営業ばかりをしてきました。あるとき自分の間違えを受け入れ、これからの日本は新築が脚光を浴びるのではなく中古流通×性能向上リノベーションが日本の住宅市場のスタンダードになっていくと確信し、現在は中古流通×性能向上リノベーションをメインに物件のご紹介をさせて頂くようになりました。

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著者情報 刈田知彰

 

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